Sayuzo日々是ごきげん

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【大学受験】受験校相談~進路決定に必要な3要素~


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大学受験生の受験校決定の時期です。

大学受験って高校受験までとは全然ちがくて、受験とひとくちにいってもあまりにも多種多様なケースがあって。

受験校、受験方式決めるのってなかなか大変な作業です。

 

弱冠18歳。まだやっとこないだ「金魚鉢」から「ちっちゃなお池」に出させてもらって、大量の学習が次から次へと波のように覆い被さって必死で泳いだりおぼれたりしてる中で、


将来はどの海でどんな魚になりたいの?

みたいなことを言われてもはっきりこうだと言える高校生の方が少ないだろうと思います。まだやっと水たまりみたいなお池に出ただけで、どんな海があるのか、そこがどんな世界なのか、自分はどんな魚?になって泳ぐのが自分らしいのか??なんて、確かに難しいよね。

大学を決めるという作業はそんな中で、
結構時間も余裕もなく
情報や自分の現在地を知りうる手段も少ない中
よくわからないけどもう時間がないしこのへんで!

って決めるほかない、というのがほとんどの現実。


親はもちろん子どもの進路にヤキモキはするのですが、

かといってちょっとくらい成績をきいたところで、どのくらいの大学をどう受けたらいいのかはまったくわかりにくい。

お父さんもお母さんも仕事で責任を任せられたり、下の子や親の介護があったり、なんやらかんやらそこまでじっくり考える時間がとれるわけではない。
親があまり介入して圧迫するよりも、学校の先生や塾の先生を信頼してお任せするのが一番だろう!

と思うのですが、

いかんせん、どんなに信頼のおける先生でも、生徒40人分、この無限の受験方式から一番合ったものを選ぶなんて途方に暮れるような作業は不可能なのです。

 

学校の先生も、塾の先生も、そこまで一人ひとりを見られません。


そして本当にその子に一番いいのかどうか、は最終的には

 

それぞれのご家庭の事情や、大学への考え方


によってさらに無限大な選択肢になるので、最終的に家庭でじっくり考えてもらうしかない、何が一番いいのかは、各家庭によってあまりに違うので、学校や塾はどうこういえないのが現状なんです。なので言えるとしたら、「学校にとっては」「塾にとっては」の意見を言わざるを得ないわけです。

 

でも実際の18歳親子の実情。

これは本当にご家庭によるとは思うのですが、なかなか時間をたっぷりとって心から思うことを話し合える環境ばかりではない。
口数少ない男子や、親子仲がそこまでよくないという場合はなおさら、話し合いの前にけんか腰に。
親はその大きすぎる愛ゆえに、不安や評価、時には価値観のおしつけの言葉が出るし。
子どもは批判から自分を守るために、口を閉ざす。

これは親子仲がいい場合でも、少なからず起きる大学受験親子現象

親としても大学受験があまりにもいりくんでいて、あまり本人よりはりきって情報収集しても負担なんじゃないか。なんて、お任せしているうちに期限がきて、

じゃあ、よくわからないけど、それで!!

 

と受験校が決定していくことが多いような気がします。(去年の私)

 

だって、親も子も毎日忙しいから~~!!

 

すごく、わかるんです。

 

だからこそ、今年私の教室生徒&コーチング生5名の大学受験生。
国公立、私立受験校、受験方式、現状と希望をできるだけ明確にして、情報も可能な限り収集して、脳みそが疲れ切るくらい、現実と向き合ったり、選択する意味を考えたり。

ここにきて改めて大学に行く意味や意義も考えたり、大学に入った後、そして大学を出た後、を想像してみたり。

そういう時間もとりながら、ひとりひとり大切に、受験校を決めていきました。

 

大学受験。
親業にとってはまた特別な節目。もう自分で考えて決められるという想いと、まだまだ18歳、経験の少なさと大量の必要な勉強量の為の時間不足の中、親がどう関わるかは難しいポイント。親の思いを押し付けた選択にならないようにしないといけないし、それでいてまだまだサポートが必要な部分も多い。

 

 そんな大仕事の大学受験校決定について、私の思う必要な3要素をまとめてみました。


【まとめ 理想の大学受験進路決定に必要な3要素】

①その子自身にフォーカスして、会話の中で本人の考えも刺激されて自分がどうしたいのかが明確になってくるような会話をしてくれる周りのなるべく複数の大人の存在。

(大学受験コーチングは、学習戦略・実行の前に進路目標明確化作業がさらに重要)

②専門の知識と情報からその子に合った選択肢を提供してくれる大人。

国公立大学・私立大学それぞれの膨大な受験方式の知識を持ち、出し入れできるスキル)

③親子共しっかり自分の本当の考えを伝え合える信頼関係。
(親子コミュニケーションスキル)

 

これは、できれば3年生になる前に揃えて3年生には目標に向けてまっすぐに勉強に打ち込めるといい。それがわかっていてもなかなかできないのは、

【がけっぷちにならないと実際の進路目標明確化できない理由】

①2年生まではさらに現実味がなく、将来のことを考えるのがさらに困難

(ほとんどの高校生が将来のことを考えることから避けようとする現実)

②大学受験に際して目安になる自分の学力の情報がほとんどないので、現在地が把握できず、目標設定がしにくい。

(定期考査や模試ではかれる数値と、実際の大学受験での数値が比較しきれず判断材料にならない)

 

 あたりかなと思います。


本気で向き合った時間で見えてきたことがあったなぁ。

一緒に全力で受験校を考えたあと、 

先生、本当にありがとうございました。この時間がなければ、絶対に今年もよくわからないままで受験を迎えるところでした。大学受験制度は複雑すぎて。

これは、本当に、ありがたかった。いや、先生ほんとにありがとうございました…!


と何度も何度も言ってくれた男子生徒。

もちろん、どの大学をどう受けるか、どんな進路に決まるのか、それはとっても大事なことなんだけど。
日ごろからしっかり自分の足りない部分を把握し向き合って、自分で不要必要な学習を考えて行動して、こんなにまでしっかり感謝を感じられる青年に育っていることで、ほんとはあなたの将来は必ず大丈夫だと信じ切ってるんだよ✨

 

〇〇大学に入ることはひとつの成果。
でも、やっぱりその大学で自分がどういう学びを欲して自分から学びとっていくのか、はもっと大事。そして、どんな状況でも自分のゴールをしっかり明確化して、自分で考えて行動できる力を磨いていく、そこが何よりも、大事だもんね!という想いも、受験校決定に真剣に向き合う中で確認し合えることも多かった気がします。

 

大学受験という経験がその学びの大きな節目になり
大きく学んで、自分に挑戦し、いかなる結果も自分の糧にできる人に
 
いよいよ受験シーズン、親業もコーチ業も、試される時。
ひとりひとりの、ななめうしろから。安心して羽ばたけるようにサポートしたい。