Sayuzo日々是ごきげん

5児の母。おうちごはん。笑顔と感謝。 目標達成英語コーチ。 お母さんの笑顔を全力で応援!

子沢山×60人の生徒×コロナ

この1か月半、状況は大きく変わりましたね。
ここまで世界中が影響を受けたのは第二次世界大戦以来といっていいレベルになりました。今の世の中を生きている人全員にとって未経験の見えない敵との闘いになっていますね。

2月末の安倍総理の休校要請を受けて市内の小中高すべての休校が決まり、フランチャイズである英会話教室の会社から

学校が休校の地域は教室開催は禁止、その分を春休みに振り替え開講

という指示?第一提案?がきたのが土曜日の夜。

そして翌日の日曜日には月曜日からの2週間のすべてのレッスンをオンラインに切り替えることを保護者さんにお伝えしました。

 

その時の判断基準は

①このウィルスはまだ得体が知れないからひとまず国の要請にはみんなで協力すべき

②春休みにウィルスは終息するのか疑問

③長女の大学の進路次第では下宿や入寮など春休みの10日で対応すべきことが多すぎる。春休みくらいは他の4人の子たちの為にも母としての時間を使いたい。

④いきなり休校になって、教室のみんなが楽しみにしていた全員参加イベントも自粛。「この時期だからこそ」という経験を生徒たちにさせて、「ピンチはチャンス❣」を体験してほしい。

⑤オンラインでもいいので継続学習のサポート、家で過ごす時間の意識化をフォローして、いい休校期間を過ごしてもらいたい。

という想いからの即断でした。

 

ほぼ全員が初めてという状況で、9クラス60人、全員が2週間分のレッスンに無事参加、ZOOMの機能を色々試したり、オンラインならではの試みをしつつ、カリキュラムもすべて行い、LINE等も併用してスピーチ添削、課題、動画等で質の高いレッスンの継続に成功しました✨

2週間分のオンラインレッスン、接続がうまくいくか以外には、置いていかれてる子はいない?わかりにくくない?見える?見えない?聞こえてる?聞こえてない??などの心配、内容をオンライン対応に組み替え、先に送っておく課題、あとで送って確認する課題など準備と個別フォローに時間がかかり、レッスン時間以外も朝から晩まで働く形に。家では5人の子どもたちが全員揃う日中となり、とにかくひたすら働いていた気がします。2週間終わった時は何も考えられないくらい疲れてへろへろになった…🥶

でも!子どもたちが「たのしかった~💖」って言ってくれたり!
おうちの方々も色々心配されたりお仕事や休校で大変な中、フォローやサポートも増えるのにありがたかった~!!などとお言葉をくださったり😭
がんばってよかったよ~と思えることもいっぱいだったので、へろへろになりつつ、心は満足💕

2週のオンラインレッスンが終わってほぼすべてのカリキュラムが終了、あとはいつもならイースター関連の教室全開催のビッグイベントがあったのだけど、自粛。春休み期間と1週振り替えて、なぜか春休みには各種学習教室許可?みたいな風潮が流れていて、中高の部活も始まったということで、全員除菌・マスク・窓解放等を配慮しながら、クラス毎でアカデミック配布・新年度教材配布・イースタープチイベント・卒業イベント等小さめ開催。

でもね、色々自粛しつつでも、やっぱりみんな会えたら嬉しそうで。
マスクの下の最高の笑顔、オンラインじゃできないゲーム❣みんなで会って関わるからの楽しみ、再実感。オンラインはたしかに可能性のひとつ。でも、やっぱり子ども✖英会話は対面だぜ!!対面レッスン万歳!!対面の大変さあるけど、やっぱり最高さ!!と感じた経験にもなったのです。

そして春休みに入って…

とりあえずひきこもり気味に過ごしていましたが

来週には学校再開?!というところで

 

志村けんさんの訃報そして、世界各国の状況・・・

 

色々動画も観ましたが、一番「これはまずいのでは」と感じた動画

www.youtube.com

なんかもあり、3月に思っていたよりも、事態は深刻。
休校延長は色々な意味で高3で勉強や最後の文化祭など色々思いも強い次女のことや、教室もあのオンラインレッスンをもう一度!?という面もあるけど…

兵庫県、学校再開

のニュースを受けて「学校再開なら当然対面レッスンしていい」とアルコールグッズをそろえたり、机を増やして距離や顔を向け合わないように考えたり、準備をし始めたのですが。ふと、明日レッスン再開という時に


兵庫県知事が決めたから→

フランチャイズの会社が学校がやってたらやっていいっていったから→

レッスンする!

 

でいいのか!?と考えてしまった。

3月の指示の時もそうだったけど、私はその指示には従ってない。

フランチャイズ契約はあるけど、私は個人事業主

自分の選択の責任は自分にあるべき。

会社は私の大事な家族・生徒・生徒ちゃんの家族たちの責任をとれない。

私は、生徒にとって、家族にとって、生徒ちゃんたちの家族にとって、しっかり情報収集をして、しっかり備えて、最善の道を選択する。会社にとっても私がその信念で一番の選択をすることが一番いいことに決まっていると私は思い込んでいる。

フランチャイズとしての足並みをそろえるべき、という声があることも耳にしてたけど、自分ができることがあるなら、先に行って先例になって仲間たちにシェアすべきだと私は思い込んだ。実際、春休みからオンラインでの授業補佐という提案があがり、先に行ったものとして仲間の先生たちの質問に応えて情報をシェアした。

 

兵庫県学校再開に関しては、高校生が署名を始めたり、各界の著名人も名指しで批判もしていたので、撤回休校を今か今かとニュースにはりついていたけど起きそうにないので、最終的には公も会社も動かないなら自己判断だ!と踏み切った。

 

私にとって絶対に大事なもの。

せんせい、教室主宰者としては、私を信じてついてきてくれることを選んだ生徒ちゃんたちの命と質の高い学び。おうちの方々の命と思い。

母としては、家族の心の健康と命。子どもたちの今。

 

それが最優先。会社の指示に背いたからどうこうというのであればそれこそこの会社に未来はない。私は会社も必ず私の選択を理解するだろうと思い込んでいる。

 

私が慎重になる理由は

☑2週間も気づかない場合によっては最後まで気づかないまま感染を広げる性質。

☑すさまじい感染力。

☑いきなり悪化して亡くなる。

☑感染して亡くなる場合は突然別れがきて死に目にも死後にも会えない悲惨さ

 

これがあまりにも怖い。

1か月2か月の引きこもりや不便さ、イベント中止などの残念さ。それと、大切な人の命は天秤にかけられない。

 

NYや欧州の日本人が口をそろえて「今の日本はオーバーシュート〇週間前のこの国の状態!!手遅れになる前に!!」と忠告している。日本だけがこの自由さでこのまま何も起きない奇跡だけに頼って命を預けるのは危険すぎる。

 

どこかの専門家が「6週間のがまんでコロナを終息させよう」という記事を書いていた。6週間は短くない。でも、何年も戦争の恐怖に耐えていた先人たちを考えれば、6週間の耐久レースはなら何かしら打つ手があるはず。何もないと思う人がいるなら必死考えてできることをするしかない。すべて「大切な人の命と引き換えに」できることかどうか考えれば答えは明白なはず。

 

教室は、学校が決断しなくてもひとまずオンラインという選択。
私は保護者さんに思いを伝えて、匿名で投票を行った。数時間で40世帯が参加(ほぼ全世帯)し、

①学校があるのだから対面がいい

②ひとまず状況を考えてオンラインにすべき

③決定に従います

④その他

で②が21票、③が19票。

個別に「オンラインになっても無理のない範囲で大丈夫です。今までと同じように学力がつかなくてもいいです。学ぼうとする意欲があればいつだってどんな方法だって学べるはず」

今まで十分にプラスαのことをしてくださってるので、多少回数や内容が減ってもどうこう言うつもりはありません❗️
もしオンラインになるなら、レッスン中は、私が横でサポートさせてもらいます。zoomでも、LINEビデオでも、どちらでも大丈夫です❣先生のやりやすい方で💖」

など、あたたかく愛のこもってメッセージをくださる方もいて、あ~、これなんだよね、子どもたちの学びの場っていうのは、こういうもので守られるべきだ。どんな状況でも、大人の事情さておき、何より子どもたちのことを芯から想う大人たちの想いで、お互いの感謝と協力の元で創られていくべきだ。

日頃、私もお母さんたちもみんな本当に忙しいと思うのだけど、こうした事態があった時、ぶっちゃけた気持ちを伝えて、みんなで今こそ力合わせて子どもたちの時間をしっかり守ってあげたいよね。これぞTerakoyaの強さであり、私が13年間大事にしてきたかったことなんだと改めて感謝の気持ちであふれました。

 

さて、そんな中で、急遽明日からのレッスンを今度はオンラインに組み替える仕事があふれた訳なんですが、その前に今この時だからこそ、高校生たちに考えてほしいと思うことがあって、高校生クラスのみんなに「今年度最初の課題です!」とグループラインを送りました。英語、英会話は正直いつだってどこでだってできる。だから、私は今年は特に「しっかり考える」「自分の言葉で表す」を意識してとりくみたかった。

 

学校が楽しみで、対面レッスンが楽しみだった高2,3生たち。

全員第一志望の高校に進学が決まってた新高1生たち。

みんな学校には行きたいに決まってる。レッスンも対面の方がいいに決まってる。でも、色々な現状をふまえて、学校再開の兵庫県の決定と、それに対する高校生自身が立ち上がって全国に波及してる「署名活動」について。

みんなが考えることを、日本語でいいのでバシバシ書いてください。

 

という課題を出しました。

その内容がすごくいいなと感じたので、匿名シェアの了解を得て次ページでご紹介させていただきます。

 

sayuzotjp.hatenablog.com

 今週のお題「オンライン」