いろいろ、ありがたいな。
6歳になったわが家の5人きょうだいの末っ子タロウくん。
1年生になり、よくおしゃべりするようになってきました。
彼の超ブームだった電車は「ふつうに好き」くらいになったらしく、今夢中なのはとにかく「虫」と「運動」。灼熱の太陽の下でも全くおじけづかずに、セミとり、野球、バスケ、バドミントン…飛び出していく日々です。
そんな彼ですが、まだまだお母さん大好き(のふりをしてくれています)。
夏休みでも朝から晩まで仕事と格闘している母ですが、隙を見つけては側にきて、なんやらかんやらお話しています。
じっくりきいてあげたいんだけど、PCをいじりながらなんとなく聴くことになっちゃうこともしばしば💦
先日もそんな感じで何気なくきいていたのですが
「タロウはな、いろんなことがありがたいとおもうねんな」
とおっしゃる。6歳にしては大人びた導入だったのでつい
「タロウくんは、いろんなことがありがたいっておもうんやね」
とききかえすと
「たとえば、どこかいきたいなっておもったら、でんしゃや車にのったらとおくまでいけるやろ。でもそのでんしゃやくるまはだれかが作ってくれたものやんか」
「そうだねえ」
「そう思うと、ほんまにありがたいなっておもうんやな」
「ほんとやね」
「おいしいごはんも、だれかが野菜をつくったり、それをはこんだり、うったり、かったり、つくったりして、タロウがたべるわけやんか」
「そうだね。そう思うと沢山の人がかかわってるんだね」
「いろいろほんま、ありがたいなあっておもうんやなあ」
え、なんかこのひとほんと、6歳児?
こういう考えっていつから芽生えるものなの?
なんかすごい自然体で話しているタロウを見ていて、この人は神様の子なんじゃないかとまた親ばかになってしまった。
そして
本当にありがたいことがあたりまえになっていないか?
という問いを、夏休みの中盤にいただいたありがたいやりとりでした。
PS
写真は、台風で予定以上にとんぼ返りになってしまった帰省時のお墓参り。こうして見るとお寺の小坊主にしかみえん(笑)